おつかれ〜っす
夕べ、首相の辞任記者会見を見ていて、「あ〜あ、最後の最後で言っちゃたか・・・」と残念になりました。
中国新聞の記者の質問に対する、首相の答えです。
記者は「首相は、今まで『ひとごと』と思える発言が多かった」と言いました。確かに、物価上昇について「まあ、国民のみなさんには我慢してもらって」と言ったり、北京オリンピックに出場する選手に対して「まあ、せいぜい頑張ってください」と言い放ったりしました。
こういう発言が、記者の言う「ひとごと」だと思います。
「私には関係ないけど、あんたら、いろいろ大変ね」的なニュアンス。
記者はそのことについて言及したにもかかわらず、帰ってきた回答は「私は客観的に自分のことを見れるんです。あなたとは違って。」かなりキレ気味に。それが最後の言葉となり、記者会見は終了。最後の最後に後味の悪い、印象の悪い言葉を残し、退場しました。
目以外には悪いところはないとおっしゃってましたが、耳の方も多少悪いのでは。何度も聞き直していましたし。
福田さん、悪い人じゃないと思います。頭が悪い人でもないと思います。ただ、下手なんだと思います。さらに言うと「前に出る人」じゃないと思います。裏で操って、ニンマリしている人。適材適所じゃなかったこの一年。お疲れ様でした。
中国新聞の記者の質問に対する、首相の答えです。
記者は「首相は、今まで『ひとごと』と思える発言が多かった」と言いました。確かに、物価上昇について「まあ、国民のみなさんには我慢してもらって」と言ったり、北京オリンピックに出場する選手に対して「まあ、せいぜい頑張ってください」と言い放ったりしました。
こういう発言が、記者の言う「ひとごと」だと思います。
「私には関係ないけど、あんたら、いろいろ大変ね」的なニュアンス。
記者はそのことについて言及したにもかかわらず、帰ってきた回答は「私は客観的に自分のことを見れるんです。あなたとは違って。」かなりキレ気味に。それが最後の言葉となり、記者会見は終了。最後の最後に後味の悪い、印象の悪い言葉を残し、退場しました。
目以外には悪いところはないとおっしゃってましたが、耳の方も多少悪いのでは。何度も聞き直していましたし。
福田さん、悪い人じゃないと思います。頭が悪い人でもないと思います。ただ、下手なんだと思います。さらに言うと「前に出る人」じゃないと思います。裏で操って、ニンマリしている人。適材適所じゃなかったこの一年。お疲れ様でした。
若尾文子祭り
ああいうのを「古き佳き日本語」と言うのでしょうか。
若尾文子様の日本語。
姑にいびられる嫁(華岡清洲の妻)であろうが、春を売る女性(赤線地帯)であろうが、夫殺しの疑惑をかけられた妻(妻は告白する)であろうが、経理部の女性社員(しとやかな獣)であろうが、訳アリ一家の医者の妻(氷点)であろうが、どの役を演じても、常に「古き佳き日本語」の響き。
最近、たて続けに若尾文子様のDVDを観ていて、そう思いました。
いつごろから、日本語の雰囲気が変わってきたのでしょうね。
高校生の頃、英語の先生がこう言っていました。「カーペンターズの頃から、英語の発音が変わってきた。」ホントかどうかは知りませんが・・・。
もしかしたら、日本語も70年代から変わってき始めたのかも。
若尾文子様の日本語。
姑にいびられる嫁(華岡清洲の妻)であろうが、春を売る女性(赤線地帯)であろうが、夫殺しの疑惑をかけられた妻(妻は告白する)であろうが、経理部の女性社員(しとやかな獣)であろうが、訳アリ一家の医者の妻(氷点)であろうが、どの役を演じても、常に「古き佳き日本語」の響き。
最近、たて続けに若尾文子様のDVDを観ていて、そう思いました。
いつごろから、日本語の雰囲気が変わってきたのでしょうね。
高校生の頃、英語の先生がこう言っていました。「カーペンターズの頃から、英語の発音が変わってきた。」ホントかどうかは知りませんが・・・。
もしかしたら、日本語も70年代から変わってき始めたのかも。
奇跡のリンゴ
リンゴが好きなので、この本を買ってみました。「奇跡のリンゴ」。
NHKの「プロジェクトX」でも取り上げられたそうなので、「まあ、よくある感じの涙と苦労のお話かな」と高を括って読み始めたところ、そんな想像を軽く凌駕するような哲学的ですらあるリンゴ農家の一代記です。電車の中で読んで、二度ほど涙がこぼれそうになりました。
その中からいくつか抜粋。
木村がリンゴの木に声をかけるのは、心からリンゴの木に感謝しているからだ。相手が聞いているかどうかは問題ではない。リンゴの木は、リンゴという果実を生産する機械ではない。リンゴの木もまた、この世に生を受けたひとつの命なのだ。当たり前のことのようだけれど、心からそうだと思えることとは別の話だ。彼はその事を誰よりもよく知っている。だからリンゴに声をかける。木村は人という生き物として、リンゴという生き物と向かい合っている。 P.112より
自然の中に、孤立して生きている命はないのだと思った。ここではすべての命が、他の命と関わり合い、支え合って生きていた。そんなことわかっていたはずなのに、リンゴを守ろうとするあまり、そのいちばん大切な事を忘れていた。 P.126より
自分にはもう何も出来ることはないと思っていたのが、まるで嘘のようだった。何もできないと思っていたのは、何も見ていなかったからだ。目に見える部分ばかりに気を取られて、目に見えないものを見る努力を忘れていた。 P.129-130より
リンゴの木は、リンゴの木だけで生きているわけではない。周りの自然の中で、生かされている生き物なわけだ。人間もそうなんだよ。人間はそのことを忘れてしまって、自分独りで生きていると思っている。 P.131より
自然の中には、害虫も益虫もいない。木村はその当たり前の真実に気づいたのだ。人間が害虫と呼ぶ虫がいるから、益虫も生きられる。喰う者と喰われる者がいるから自然のバランスは保たれている。そこに善悪はない。病気や虫の激発にしても、バランスを回復させようとする自然の働きなのではないか。 P.154-155より
病気も自然の一部なのだ。 P.159より
リンゴの木がリンゴの木だけでは生きられないようにな、人間もさ、一人で生きているわけではない。私もな、自分独りで苦労しているようなつもりでいたけどよ、周りで支えてくれる人がいなかったら、とてもここまでやって来られなかった。 P.178より
現代の子供たちに、免疫系の疾患が増えていることは周知の事だが、肥料を与えすぎたリンゴ木にも似たようなことが起きるのではないか。その結果、自然の抵抗力を失い、農薬なしには、害虫や病気に勝つことが出来なくなるのではないかと木村は言う。・・・・一つだけ言えるのは、こうすればああなるという、一対一の因果関係ではないということだ。 P.187より
私の陳腐な説明よりも、一読をオススメします。
単に、今までに無い農法を手探りで探し当てた男の話ではなく、非常に多くのことを示唆している本でした。
NHKの「プロジェクトX」でも取り上げられたそうなので、「まあ、よくある感じの涙と苦労のお話かな」と高を括って読み始めたところ、そんな想像を軽く凌駕するような哲学的ですらあるリンゴ農家の一代記です。電車の中で読んで、二度ほど涙がこぼれそうになりました。
その中からいくつか抜粋。
木村がリンゴの木に声をかけるのは、心からリンゴの木に感謝しているからだ。相手が聞いているかどうかは問題ではない。リンゴの木は、リンゴという果実を生産する機械ではない。リンゴの木もまた、この世に生を受けたひとつの命なのだ。当たり前のことのようだけれど、心からそうだと思えることとは別の話だ。彼はその事を誰よりもよく知っている。だからリンゴに声をかける。木村は人という生き物として、リンゴという生き物と向かい合っている。 P.112より
自然の中に、孤立して生きている命はないのだと思った。ここではすべての命が、他の命と関わり合い、支え合って生きていた。そんなことわかっていたはずなのに、リンゴを守ろうとするあまり、そのいちばん大切な事を忘れていた。 P.126より
自分にはもう何も出来ることはないと思っていたのが、まるで嘘のようだった。何もできないと思っていたのは、何も見ていなかったからだ。目に見える部分ばかりに気を取られて、目に見えないものを見る努力を忘れていた。 P.129-130より
リンゴの木は、リンゴの木だけで生きているわけではない。周りの自然の中で、生かされている生き物なわけだ。人間もそうなんだよ。人間はそのことを忘れてしまって、自分独りで生きていると思っている。 P.131より
自然の中には、害虫も益虫もいない。木村はその当たり前の真実に気づいたのだ。人間が害虫と呼ぶ虫がいるから、益虫も生きられる。喰う者と喰われる者がいるから自然のバランスは保たれている。そこに善悪はない。病気や虫の激発にしても、バランスを回復させようとする自然の働きなのではないか。 P.154-155より
病気も自然の一部なのだ。 P.159より
リンゴの木がリンゴの木だけでは生きられないようにな、人間もさ、一人で生きているわけではない。私もな、自分独りで苦労しているようなつもりでいたけどよ、周りで支えてくれる人がいなかったら、とてもここまでやって来られなかった。 P.178より
現代の子供たちに、免疫系の疾患が増えていることは周知の事だが、肥料を与えすぎたリンゴ木にも似たようなことが起きるのではないか。その結果、自然の抵抗力を失い、農薬なしには、害虫や病気に勝つことが出来なくなるのではないかと木村は言う。・・・・一つだけ言えるのは、こうすればああなるという、一対一の因果関係ではないということだ。 P.187より
私の陳腐な説明よりも、一読をオススメします。
単に、今までに無い農法を手探りで探し当てた男の話ではなく、非常に多くのことを示唆している本でした。
見えない所は こだわらない
昨夜の「美の壺」。テーマは「男の着物」でした。
江戸時代は奢侈禁止令が出されていたので、「着物の表は地味に、その分、裏地に凝る」という流れになったとのこと。
そういう環境の下では、それでいいと思うんですが・・・・。常々、「男の着物は地味で、面白みにかける。裏地に凝るのは面白くない。」と思っていた私は、やっぱり「自分は自分の道」と強く感じました。
特に、羽裏。
羽織の裏地のことですが、テレビで紹介されていた「川合玉堂の直筆の山水画の裏地」なんて着たいとは思わないし、そもそも、既成の羽裏の色や絵柄が気に入らない。洋服と同じように、色あわせや柄行を楽しんだりできればいいのに・・・。
・・・ということで、今日は、裏地を買いに行ってきました。
新しい羽織を作るために。
黒に近い濃いこげ茶のお召しの反物を買ったので、それで羽織を作ってもらおうと。
で、こげ茶に合うような「京紫」色の無地の裏地を買ってきました。洋服の裏地です。羽裏にはそんな色はありませんので。本当は「江戸紫」色が良かったのですが、なかなか見つからず、京紫で決着。地模様があったりすると更に良かったのですが。
昔、エルメスのスカーフを羽裏に使ってたのを見たことありますが、それはそれで、なんだか「見えない所にこだわってますよ感」がミエミエで・・・成金っぽいし。ま、自己満足もオシャレの要素の一つですけどね。
和裁をやってる同級生に縫ってもらいます。
10月末には縫い上がるようなので、楽しみです。
江戸時代は奢侈禁止令が出されていたので、「着物の表は地味に、その分、裏地に凝る」という流れになったとのこと。
そういう環境の下では、それでいいと思うんですが・・・・。常々、「男の着物は地味で、面白みにかける。裏地に凝るのは面白くない。」と思っていた私は、やっぱり「自分は自分の道」と強く感じました。
特に、羽裏。
羽織の裏地のことですが、テレビで紹介されていた「川合玉堂の直筆の山水画の裏地」なんて着たいとは思わないし、そもそも、既成の羽裏の色や絵柄が気に入らない。洋服と同じように、色あわせや柄行を楽しんだりできればいいのに・・・。
・・・ということで、今日は、裏地を買いに行ってきました。
新しい羽織を作るために。
黒に近い濃いこげ茶のお召しの反物を買ったので、それで羽織を作ってもらおうと。
で、こげ茶に合うような「京紫」色の無地の裏地を買ってきました。洋服の裏地です。羽裏にはそんな色はありませんので。本当は「江戸紫」色が良かったのですが、なかなか見つからず、京紫で決着。地模様があったりすると更に良かったのですが。
昔、エルメスのスカーフを羽裏に使ってたのを見たことありますが、それはそれで、なんだか「見えない所にこだわってますよ感」がミエミエで・・・成金っぽいし。ま、自己満足もオシャレの要素の一つですけどね。
和裁をやってる同級生に縫ってもらいます。
10月末には縫い上がるようなので、楽しみです。
徹子フォーエヴァー
本日の朝日新聞朝刊に掲載されていた黒柳徹子女史のインタビュー。
突っ込みどころ満載でした。
芸暦55年(だったかな?)の中で、若い頃に一度だけ病気で入院したそうです。その時に、担当の先生に「どうやったら病気にならなくてすみますか?」と質問したところ、帰ってきた答えは「自分の好きなことだけやってたら病気にならない」。
それ以来、忠実に守っているんでしょうね。先生のアドバイスを。好き放題ですから。
「徹子の部屋」を90歳になっても100歳になっても続けたいとのこと。その理由が「その年齢になったら、今では聞けないようなことも、平気で聞けるようになると思うから」。
あぁ・・・、あれでもまだ控えめにしてるつもりなんですね。
周りからはそうは見えないのが残念です。
徹子の快進撃、更なるパワーアップをしそうな雰囲気です。
突っ込みどころ満載でした。
芸暦55年(だったかな?)の中で、若い頃に一度だけ病気で入院したそうです。その時に、担当の先生に「どうやったら病気にならなくてすみますか?」と質問したところ、帰ってきた答えは「自分の好きなことだけやってたら病気にならない」。
それ以来、忠実に守っているんでしょうね。先生のアドバイスを。好き放題ですから。
「徹子の部屋」を90歳になっても100歳になっても続けたいとのこと。その理由が「その年齢になったら、今では聞けないようなことも、平気で聞けるようになると思うから」。
あぁ・・・、あれでもまだ控えめにしてるつもりなんですね。
周りからはそうは見えないのが残念です。
徹子の快進撃、更なるパワーアップをしそうな雰囲気です。


